※写真はムクドリに食べられたデラウエアの房です。

位置的に食べやすい房とそうでない房があるようで、
手をつけたものは徹底的に食べてるっぽいです。

これだけ綺麗に食べてくれるとむしろ清々しいです。

千葉ぶどう園2016シーズン1番乗りのお客さんはクチバシの黄色い彼らでした。

野生動物も思わず完食するぶどう、皆さまも是非どうぞ。

 

☆千葉ぶどう園のぶどう達の生育状況です。
(2016/7/13現在)

●デラウエア

今シーズン初めて栽培をした品種ですが、大きなつまづきもなく優等生的に育ってくれたと思います。

ジベレリンの時期を見誤ると実がつき過ぎたり逆にまばらになってしまったりするのですが、適度な数の実がついてくれました。

6月中にちょっとしたトラブルのために過剰な灌水になってしまったことがありましたが、乾燥気味の今シーズンには丁度良かったのかもしれません。

●巨峰

昨シーズンでの反省点を改善して栽培に取り組みました。

他の品種に比べて先端に実が付きづらいという特性を考慮して、作業を焦らずじっと我慢して房を実らせています。

降水量との関係で昨年よりもやや小ぶりの粒になる可能性もありますが、その分、色・味の濃いものに仕上がるのではないかと思います。

●藤稔

今シーズン初めての栽培です。
粒が大きいことによる食べごたえが魅力の品種です。

1房あたりの粒数をできるだけ抑えて藤稔の良さが出るようにしています。

見た目に似合わず枝や粒が欠けやすいデリケートな品種なので、巨峰よりもちょっと世話がやけています。

●ピオーネ

千葉ぶどう園のエース品種です。

遊休農地でしょぼくれていたものを3年がかりで復活させています。

もともと潜在能力を秘めた木だったようで、強い枝をのばしてどんどん広がっています。

房をつけ過ぎないように注意しながら大事に大事に育てています。

●カベルネ・ソーヴィニヨン

ワイン、ジュースになる赤ワイン用の品種です。

今シーズンは特に粒の大きさを意識しながら栽培管理をしています。

ある程度自分の狙いどおりの粒の大きさになってくれたので、
ぶどう栽培の面白さを感じつつ楽しみながら育てています。

10月の収穫までまだまだ長い付き合いになります。

●甲州/ベーリーアリカントA

甲州はまだまだ若い木で、今年ようやく収穫できるかどうかという状況です。甲州は若いうちは実がギュッと詰まらずパラッとする傾向があり、今年はワインにするのに十分な量が収穫できるのか、ドキドキしながら見守っています。

ベーリーアリカントAは昨年みなさんにモニターしていただいたぶどうですが、今年は去年よりも粒が大きく張っていて順調に育っています。

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