予約販売となっていたカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとジュースがいよいよ販売スタートとなりました。
ワインは昨年の2016年に収穫したカベルネ・ソーヴィニヨンを1年間タンクで寝かしたものです。
ジュースは今年2017年の10月に収穫してジュースになった出来立てホヤホヤです。
ワインは2シーズン目のリリース。ジュースは3シーズン目になります。
ワイン収穫年の2016年は8月まで晴れが続き、ぶどうの糖分が上がる生育期、着色期に日照時間が十分にあり、例年にない当たり年になるかも、と言われた年でした。ただ、収穫直前の9月に台風が連続し、ジメジメした秋となったことで、私たちのカベルネ・ソーヴィニヨン(以降、カベちゃん)に病気が出たため、収穫量が少なくなってしまいました。
タネの成熟度、糖度も色も申し分なく、とても出来が良いけれど、量がいつもより少ない貴重なぶどうとなったのが2016年のカベちゃんでした。
ワイナリーさんで絞られ、発酵過程に移ったカベちゃんはいつも以上にシュワシュワと元気に発酵していたようです。こんなぶどう人生を送ったカベちゃんは、(生ワインらしい)フレッシュでかわいらしい香りはそのままですが、昨年よりもタンニンからくる渋みや、スパイスの味が濃くなったようです。
2017年のカベちゃんは、厳しい年を過ごしました。成長期の5月にはまったく雨が降らず、生育期や着色期に長雨で日照時間も足りず、昨年より色づきも遅く、私たちも無事に色がくるのか、病気になりはしないか、ハラハラして見守っていました。すると9月が1ヶ月ずっと秋晴れが続いたことで一気に生育が進み、無事に良い色になってくれました。そして今年は病気をせず健やかだったので、カベちゃんは豊作になりました。
おかげ様でジュースも十分な甘さとカベルネ・ソーヴィニヨンらしい渋みも味わうことができます。生育期に日照時間が少なかったので、やっぱり種や皮から出る渋みが昨年より少ない気がします。
昨年や今年のカベちゃんの一生を思いながら、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。